ハローエブリバーデー
12月も中旬になりましたけど皆さんいかがお過ごしですか?
初滑りを済ませた方も多いのでは
わたしはまだよ
初滑りを済ませた方も、そうでない方も最後までゆっくりごらんください
指導法:褒める?
このブログを読んで頂いてる多くの方がスキーレッスンを受講した事があると思います
その中で、よく褒める先生もいれば、あまり褒めない先生もいると思うんだ
今日は「褒める」に焦点を当てて記事にします
アドラー心理学
オーストリアの精神科医であるアルフレッド・アドラーが提唱した有名な「アドラー心理学」というものがあります
有名な著書「嫌われる勇気」はアドラーの教えを元に日本人の方が書かれた本です
その一つに「人を褒めてはいけない」というものがあるのです
いくつかの理由があるのですが、こういった事が根本にあります
- 褒めることは相手の自律心を阻害し、褒められることに依存する人間をつくり出してしまうことになる
すなわち褒められることが目的となり、褒められることに依存する状態を作ってしまうということです
なーるほど
スキーに当てはめてみると、スキー上達が目的なのに、その先生に褒められるのが目的になっちゃっては本末転倒だからね
一方・・・・
名言
日本の海軍軍人であった山本五十六の名言があります
多くの方がご存じのこの言葉
- やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、 ほめてやらねば人は動かじ
ちなみに続きの言葉は・・・「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。 やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず」
なるほどねー
やっぱりね、教育心理学のピグマリオン効果でも言ってるように、褒めて期待をする事によって人を伸ばす方法もあります(過剰な褒め方はNGですが)
真逆な教えですね
褒めるのか?褒めないのか?
じゃあ、スキーレッスンでは褒めた方が良いのか?それとも褒めない方が良いのか?
アドラー心理学の褒めない理由も、山本五十六の褒める理由も、どちらも相手に対して必要な事だと思うのです
なので自分の考えとしては、どちらか一方に決めつけず、両方を理解して指導をするのが理想なのではって思うんだ
そう、正解を作らないって事ね
褒められれば嬉しいしのはたしか
ただ、技術志向で高い目標を持ってやってる人に対しては厳しくいく場合だってあるし
最終的には受講者の志向に合わせ、受講してくれる方の満足度が大事かなって思うところです
さいごに・・・
スキーの指導って技術論に偏りがちですが、自分はやっぱり指導方法(指導者の教え方)が何倍も大事だと思ってます
「褒める?褒めない?」というよりも、受講してくれた方をリスペクトして、誠意をもって指導する
忘れてはいけない部分がそこにあると思うところです
つーことで、気が付けばこんな時間になってました
今日のブログはおしまいです
でわ
コメント
知りませんでした~山本五十六の名言の「続き」があったとは!
承認、任せる、感謝、信頼といったキーワードは、今でもいろいろな場面で威力を発揮する重要ポイントだなと考えます。
アドラー心理学は以前読んだことがあります!約27~8年前くらいになりますが、学級崩壊したクラスをよみがえらせるために、アドラー心理学の考え方を取り入れる提案が書かれていました。自分の場合、本を読んだだけで理解できたと勘違いし、実践場面で痛い目にあったことがあります。
ホント、「リスペクトして、誠意をもって」というところを抜かしたら、おかしなことになよな~と思います。
いぬうえさんこんにちは。コメントありがとうございます(*^。^*)
学級崩壊したクラスを立て直すためにアドラー心理学を取り入れた事も書かれてたとは、結果がどうなったか興味津々です(●^o^●)
アドラーも山本五十六も「イイ事言うな~」って思いますが、「褒める」に関しては真逆ですよね
やはりその人に合った対応が良いのでしょうね(●^o^●)