時代と共に「プライズバッジテスト」

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ハロー エブリバーデー

先週末気温が上昇したと思ったら、今週になってメチャ寒くなりましたね

ネコ吉
ネコ吉

気温は暖かくていいのでバーンだけは引き締まった雪であって欲しいです

たぬ子
たぬ子

都合がいいわね

つーことで、本日のブログスタートします

時代と共に「プライズバッジテスト」

まずはプライズの歴史から自分の知ってる限りのお話しをします

はじまりは、たぶんですが1983年です

級別バッジテストの、その上としてテクニカルプライズバッジテスト、そして最上位にクラウンプライズバッジテストが創設されました

自分が初めて受験したのが1989年

当時は種目に制限滑降やゲレンデシュプルングもあったんだよね

また大回り・小回りではなく、パラレル・ウエーデルンという名称だったし

でね今と比べて当時の方が合格率は高かった

たぬ子
たぬ子

カンタンだったのね

ネコ吉
ネコ吉

簡単というと語弊があるよ

今より合格率が高かっただけ

こちらは栂池会場「クラウンプライズ取得者ボード」

現在までに栂池会場では約300人の方が合格してますが、1990年代後半から徐々に難易度が高くなり、2003~2006年ころは難易度MAXの暗黒の時代と化した

ネコ吉
ネコ吉

クラウン合格ボードが物語ってます

たぬ子
たぬ子

ぎゃー、普通の人間は合格できなかったのね

さてそんな中、スキー人口は時代と共にどんどん減りましたが、プライズ人気は高かったです

栂池会場では年間多い時で5回プライズテストが開催され、毎回たくさんの方が受験されました

で、自分の記憶が確かなら、テクニカル受検で一番多かったのは250人オーバー

ネコ吉
ネコ吉

テクニカルだけでだよ

ま、現在これだけの人が集まる事はありませんが、栂池には資格を持った検定員がいっぱいいたのでジャッジも9人(3班体制)で結構スムーズな運営ができてたと思います

たぶん3班体制でテククラ検定やってたところは他になかったと思う

時代と共に良くなった事

自分が長くプライズテストを見てきて、「これは受験者にとっても運営側にとっても良くなったな~」って思う事がいくつかあるのでお話しします

まず一つ目は完璧なコース設営になってきた

たぬ子
たぬ子

コース設営ってとっても大事よね

ゲレンデには一般のお客さんもたくさんいますので、もし衝突事故などあったら運営側の責任です

受験者が安心して滑れるスペースを取るためには、広大なゲレンデ、スキー学校とスキー場の協力、なお且つそれを設営する為の多くのスタッフが必要です

この会場ではそれがマッチしてると思うところです

二つ目はオープンジャッジ

点数はその場で公開

実は昔から隣の隣の八方尾根スキー場のバッジテストはこのやり方でした

これを取り入れたと思うのですが、この厳正公平な方法を早めに導入できたのは良い事だったと思います

イメージです

同一基準にする為の研修

長野県連では、ジャッジの基準を合わせるために目合わせの研修を受けた人でなければプライズのジャッジをする事ができません

このシステムはとても良い事です

実は検定員の試験って指導者資格を持ってれば誰でも受験できます

また、受験すればほぼ100%合格しちゃうのです

たぬ子
たぬ子

たまーに、落ちる人がいますが、ホントに稀です

長野県のプライズは、検定員資格を持ってれば誰でもプライズジャッジできるわけでなく、目合わせの研修に出た人でなければジャッジはできないと言う事です

ネコ吉
ネコ吉

長野県連のやり方はgood

ちなみに自分はその研修を受けてないのでここではジャッジできません

ジャッジには携われない、これで良いと思います

まとめ

基礎スキーをやってる人にとってはプライズというのは大きな目標です

先日のプライズテストの合否は、合格率6%でした

6%の方は技術も長けて本当に素晴らしいです

ただ、94%の方・・・・長年プライズに携わってる自分から言わせて頂ければ、お一人お一人にリスペクトです

不合格って、当たり前の事ですが、悪い事でも蔑む事でもありません

また他人から「滑りがあーだ、こーだ」なんて文句言われる筋合いもありません

たぬ子
たぬ子

ネットとか見ると、いるよねー

ネコ吉
ネコ吉

挑戦することが素晴らしいし、目標を持ってる人を見ると嬉しく思っちゃうんだよね

挑戦する人全てをリスペクトです

「挑戦もしないで、他人のマウントばっかりする人」こそ、蔑んでいいと思うんだけどね

 

あーー、気が付けばこんな時間だ

本日はプライズに約30年携わってきた自分の持論たっぷりでお話しさせていただきました

それではまた次回

たぬ子
たぬ子

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うな子
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コメント

  1. たなきゅー より:

    “目合わせ”って難しいですよね。私が大昔受験した頃は、そのスキー場のスクールの検定員の方だけで検定を実施されていました。でも現在では、同じ県でも異なる地域のスキー場から検定員1名に来ていただいて、目合わせ・協議の上でプライズが実施されています。判断が偏らないようにする素晴らしい工夫だと感じます。事前講習が必須なのも、受験者の実力把握のために大切だとおもいます。検定に関わるスタッフの方々の努力には頭が下がる思いです。感謝・感謝です。

    • ニセ外人 ニセ外人 より:

      たなきゅーさんこんばんは

      そうですよね、長野県も以前はそのスキー学校の検定員だけでジャッジしてました(๑•ᴗ•๑)今から10数年前ころから今の制度が始まったのですが、県内で統一基準にするのはとても良い事だと思います(●^o^●)
      本来は全日本で統一しなければいけないのですけれどね(*^。^*)

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