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後編:外脚と内脚の議論

ski

外脚・内脚の議論のつづきです

前回の記事でも書いたように「ターンの基本はこうだ」と決めつけてしまうのはダメだと思う

現に外脚から外脚を基本だって言ってる人も多い中、数年前までは内脚主導でみんな曲がってたわけだ

「こうしなければいけない」という正解はない

そこでこんな絵を描いてみた

外脚から外脚をイメージして描いたターンだ
イメージ 1


内脚に比べたら外脚の安定度は抜群(外脚のインエッジね)

外から外を意識して滑っていればバランスもとりやすいしね

でもこれが正解って決めつけちゃダメだ

横滑りの場合、内脚から内脚の方がズラしやすいし

次の絵は切り替え部分も描いてみました

谷回りを意識して弧を作る
イメージ 2

スムーズにカービングターンをする為にはやはり内脚を活用します

谷回りを意識するのであれば内脚は欠かせないね

さらに初心者や子供のターンでは・・

仮に4~5歳の子供に「外脚に力を入れて」なんて言ったって理解してくれない

「右とか左」も分からない

仮に分かったとしても滑ってればどっちがどっちか分からなくなる

自分のレッスン方法は以前も記事にしたけど、ローテーションを使う

ようは行きたい方向に上体を回す

イメージ 3

 

子供や初心者にこの方法を使ってるイントラも多いと思う

仮に外脚を意識させても、板をズラすことができなければ曲がれないし・・・

またインエッジの角が立ち過ぎても曲がれない

だからローテーションを使ってる

つーか、小さい子供の多くはこう曲がってるよね

要するに、外脚から外脚が基本とかハイブリッドが基本って決めつけるのは???って思うわけよ

  

もしどうしてもスキーの基本に結論を出すとしたら

一言で言うと 正解はない

もうちょっと細かく言うならば・・・

何を基本とするかは滑る人の自由であって決めつけるものではないと思う

また指導員が受講者に教える場合は、

数多くある技術の中で、受講者のレベルや目的、ゲレンデの状況条件を考えてその人に合った技術を提供する

だから、指導者は1つの技術を基本として持つのではなく、たくさんの技術と知識を持ち受講者にチョイスしてあげる必要があると思うんだ

外脚も大事、内脚も大事、ローテーションも大事・・・

また「スキーはこうしなければいけない」って決めつけないのも大事だと思う

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