この時期のスキーと言えばやっぱコブだよね
ニセ外人も最近はコブをいっぱい滑りましたよ
そんな中、今日の話題は不整地小回り(コブ)のレッスンについてだ
自身の練習ではなくてコブレッスンについてだよ
今年こんな事があったんだ
それは、プライズを受験する方への講習でコブレッスンをした時の事
なんと、検定で使うコブがあまりにもハードなので、まともにレッスンできなかったんだううう
具体的に説明すると
急斜面の深く固いコブ おまけに超細かいピッチだったので普通に滑る事が困難
(通常は4.5m~5mがリズムをとりやすいが、そのコブは3.5mピッチだった)
このコブを翌日検定で使うので ここを滑るしかない・・という状況だった
コブレッスンはこういう事があるのでホント難しいんだよね
「コブレッスン」と言うと1つの種目のようなイメージですが、レッスン内容は受講者のレベルや目標によって全く違ってきます
とりあえずコブを降りられるようになりたいって人もいれば、クラウンを合格する滑りをしたいって人もいる
教える内容は真逆の事を言う事もある(「ズラす」⇔「キル」)
レベルや目標によってスピードもスキー操作も丸っきり違うので、その時の受講生に合わせなくっちゃ駄目だよね
そして、コブの状態も大事だ
ピッチが細かすぎたり、カチカチのコブだったり、はたまた深く掘れた溝じゃレッスンにならない場合がある
ようはハードになれば滑るのが手一杯になって、伝えたいパフォーマンスができなくなっちゃうわけだ
しかしながら、先にも書いたようにゲレンデにそのコブしかない場合はそこでレッスンをやるしかない
だから難しい
自分が長年指導した中でコブ指導に関して思う事がある
それは・・・・
コブ初中級者には やはり
習うより慣れろ だ
コブが苦手な人ってコブに入らないんだよね
滑らなきゃ上達しないぞぉ
仮に 1日30本それを10日滑れば誰でもそれなりに滑れる
間違いない
↑ ↑これをアドバイスするのもレッスンの一つだと思ってる
また、プライズ合格やそれ以上の目標がある人に必要なのは・・・
整地が上手くなくっちゃコブの上達に繋がらないと思ってる
コブの中でも整地と同じようにハイスピード、そしてキレ・走り
膝や股関節を柔らかく使ったり身体を谷に落としたり(クロスオーバー)・・
整地でできるからこそ、コブでできるわけで
それを伝えなきゃいけないのだが、全部伝えるのは困難だし・・
だからコブレッスンってスッゴイ難しいと思う訳よ
最後にコブは整地に比べ 個々の筋力、そして運動能力が大きく影響すると思うんです
数本のコブレッスンでも、楽々できる人もいれば筋力が限界の人もいるし
簡単にできる事でも、その人には身体がついていかないって事もあるので、指導者はそれを見極めなくっちゃね
コブは難しいレッスンですが、それらを理解してお客さんに喜んで頂ける内容にしなければいけない・・・・と自分に言い聞かせます
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